翻訳のコツ
1. 1. なるべく文章は正確な文法で書きましょう。綴りも間違えないようにしましょう。
  「もう行かなきゃ!」
  「私は、もう行かなければならない!」
2. なるべく漢字で書ける言葉は「漢字」で、カタカナで書く言葉は「カタカナ」で書いてください。
   「ぱんつくった。」
  「パン作った。」(パンツ食った?)
3. いつも、主語と動詞を入れて文を書くようにしましょう。目的語もあれば次の文でも繰り返し入れましょう。
   「コンピュータを見に行った。でも、買わなかった。」
  「私はコンピュータを見に行った。でも、私はコンピュータを買わ
   なかった。」
4. 俗語や慣用語は避けましょう。
   「猫の手も借りたかった!」
  「すごく忙しかった!」
5. 引用した文や長い修飾語が言いたければ、それを言ってから、主語と動詞を入れましょう。
  「先生が、さぼってはいけないと言いました。」(先生がさぼると、もちろんいけないことでしょう!)
   「さぼってはいけないと、先生が言いました。」
6. 「好き」より、「好む」を使った方がよいです。「好き」を使用すると、どちらが好んだか好まれたか、はっきりしない場合もあります。
   「子供が好きな犬です。」
   「子供を好む犬です。」あるいは「子供が好む犬です。」
7. 「の」には、いろいろな使い方があります。「の」の代わりに何か別の表現が使えるか、考えてみましょう。もしあったら、そちらの方を使ってください。
   先生の松田さん
   先生である松田さん
  JALの松田さん
  JALに勤めている松田さん
   先週の松田さん
   先週来た松田さん
  私の好きな松田さん
   私が好きな松田さん
8. 「は」の代わりに、ほかの助詞が使えるか考えてみてくだ さい。
   犬は、二匹飼っている。
  私は、犬を、二匹飼っている。
9. 文は、短ければ短いほど、簡単なら簡単なほどよいです。

「今、一年間浪人をしているけど、できれば来年どこかの大学へ行きたいと思っているけど、もしそれがだめだったら、ヨーロッパへ行ってなんかの留学のプログラムに入ろうかとも考えていて、...」
「今、一年間浪人をしている。できれば来年どこかの大学へ行きたいと思っている。...」